キバナイカリソウ(白花)(メギ科) --- Epimedium koreanum ---

花の形が船の錨に似ているというのが名前の由来で、強壮剤として使われた植物です。
 
キバナイカリソウ(白花)   ●主に北海道の一部、東北から近畿地方までの日本海側で見られます。但し、写真は太平洋側の岩手県の平泉に近い低山の中腹で撮影したもの。落葉樹林と針葉樹林の境目にまとまって咲いていた。大人の膝位置ほどの草丈がある。葉が比較的大きく、花の上に覆い被さるように繁っています。花色はほとんど純白でとても美しいものです。写真はキバナイカリソウです。名前が示す通りにクリームイエローが普通ですが、地方によって微妙な変異があるようです。   キバナイカリソウ(白花)
於)岩手県前沢町 1998年5月2日撮影
キバナイカリソウ(白花) 『漢語抄』という平安時代の書籍には、マラタケリソウと呼ばれていたという記載があるそうです。大胆な名称ですが、要するに精力剤として知られていたという意味でしょう。
古い時代の日本人は、とてもおおらかな民族だったことがわかっています。原則的にフリーセックスだったし、一夫一婦制という訳でもなかったので、精力剤の持つ意味は、現在よりも重要だったのかもしれません。現代日本人の感性は江戸時代の後期から変わり始めて、富国強兵だとかが重要だった時代に、かなりストイックな性質に変貌したようですが、東北地方には戦後まで「夜這い」の習慣が存在したということを書籍で読みました。勘違いを避けるために補足をしますと、社会全体が「それで当たり前」と認識していたのであって、一部のはねっかえりの行動ではないのです。「源氏物語」の世界は、貴族だけのことではなかったのですね。
於)新潟県北蒲原郡 2001年4月29日撮影
 
キバナイカリソウ(白花)   ●主に低い山地の落葉樹林に自生します。イカリソウだけで大集団を形成することはなく、同じような環境を好む植物と混生しています。斜面に多く見られます。

●イカリソウは繁殖力があり、一帯に咲いていることがあります。茎も束性(そくせい)でたくさんの茎が林立するので、条件の良い場所では、大量の花を咲かせています。
  キバナイカリソウ(白花)
於)群馬県宮城村 2002年4月1日撮影

(1999/09/27) Latest Update 2007/04/22 [100KB] ●途中からアクセスされた方はをクリック!