不思議な熱帯の「五芒星」 スターフルーツ
つやつやして不思議な形のトロピカルフルーツです。 「これは何かな?」 最近はご存じの方も多いと思いますが、スターフルーツです。 でも、お店に並ぶ前の姿を見たことがありましたか。 米国のモールなどで見掛けるワックスのついた果物のようですね。 そうでなければ、磨いた牛革のイメージかも。 でも、これは全くナマの姿なのです。 通常、こんなものは内地には生えていません。 この写真は沖縄で撮影したものです(悪しからず)。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Averrhoa carambola ● 原産 : マレー・セイロン・モルッカ諸島 ● 分類 : カタバミ科ゴレイシ属 すっぱい果物だと思っています。 どうやって食べるのか分からなかったので、輪切りにして食べました。 輪切りにすると、断面が星の形になります。 タネがあって、食べるところは余り多くありません。 恐る恐る口にするとシャクシャクとした口当たりです。 皮ごと食べることもあるそうですが、まぁ、輪切りで良さそうです。 ビタミンCはレモンの6倍だとか! 食物繊維も多く、美容食という言い方ができそうです。 ところで、カタバミ科ですよね。 乾いた路地で良く見掛ける黄色い雑草がカタバミ属です。 それから、学名の「オキザリス」で洋種が流通しています。 イメージは草本、つまり「草」です。 でも、スターフルーツは常緑の木本、つまり「木」です。 マメ科やスミレ科の植物みたいなものでしょう。 通常のイメージは草ですが、熱帯には木もある! えっ、マメ科は分かっても、スミレ科は?と疑問ですか! スミレ科も、その多くの種は木本なんです。 (注:個体数は草本の方が多いかも知れません。)