整った姿の巨樹 大きな白い花が咲く泰山木
白い大きな花を咲かせるタイサンボクです。 漢字で泰山木(または大山木、大盞木)と書いた方がぴったりかも。 「1873年に渡来した常緑高木」という情報です。 明治時代ですか! 渡来した年代が正確に分かるというのは珍しいですよね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Magnolia grandiflora ● 原産 : 北アメリカ南部 ● 分類 : モクレン科モクレン属 子供の頃、親父が庭に植えたのを覚えています。 どんどん大きくなって、簡単に背の高さを越えていきました。 この樹木にはいろいろな思い出があります。 大きな堅い葉が、時折、ポロッと落ちるんですね。 それが船になったり、皿になったり、恰好のおもちゃになりました。 あの大きな白い花は一日しか持ちません。 あっという間に黄土色になり、ポロポロこぼれるように散り落ちます。 この花弁は厚みがあって、縦にすっと裂けます。 花弁の形は、中華を食べる時に使うレンゲに似ているかも。 香水を作る原料となるらしく、良い香りがするそうです。 でも、芳香については良く覚えていません。 撮影の時、花の位置が高くて芳香までは分かりませんでした。 庭に木を植えるって、子供にとっては良いことだと思います。 広い庭があればの話で、都会では難しいかも知れませんね。