華やかな蝶たちの吸蜜場 高原に咲く「ヨツバヒヨドリ」
美しい蝶(クジャクチョウ)が舞い寄る白い花。 「これは何かな?」 ひよどりの鳴くころに花が咲くというヨツバヒヨドリ(四葉鵯)です。 近くに淡い紅色の花も咲いていました。 草丈が高い割に小さな頭状花を多数密生させて咲きます。 アサギマダラなど、高原に飛来する蝶には絶好の吸蜜植物でしょう。 白い花が咲く植物体では、葉や茎は緑色をしています。 淡い紅色の花が咲く方は、葉や茎も赤みを帯びています。 ( つまり、単純に色素の問題ですね。) (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Eupatorium chinense ssp. sachalinense ● 原産 : 日本(分布:四国、近畿以東の本州および北海道) ● 分類 : キク科ヒヨドリバナ属(フジバカマ属) 葉は輪生ですねぇ(キク科には珍しいような気がします)。 花柱が飛び出すように長くて、先が二つに分かれるとのこと。 それで蕾の時の様子と、花が開いた後の雰囲気が違うんですね。 例によって、食用にも薬用にもなる植物だそうです。 若葉を天ぷらにするとおいしいとか!