高原の線香花火 カラマツソウ(落葉松草)
繊細なイメージの白い花が遠目にも目立っていました。 「これは何かな?」 情報を探し当てるまでに、少し時間が掛かってしまいました。 この爽やかな花を付ける植物はカラマツソウです。 漢字では「落葉松草」と「唐松草」の2種類が使われているようです。 線香花火が弾けるような複散房状の花序が風に揺れていました。 実は、花弁はなくて、白い雄しべが集まっているのだそうです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Thalictrum aquilegifolium var. intermedium " ● 原産 : 日本(分布:北海道、本州、四国、九州) ● 分類 : キンポウゲ科カラマツソウ属 草丈は90cm〜150cmと、それなりに大きな草本です。 紅色の萼は開花すると落下して、真っ白い花に見えるんですね。 カラマツという名前を持つキンポウゲ科の仲間が複数あるとのこと。 母種に当たるシギンカラマツ(紫銀落葉松)は花が良く似ています。 ただ、写真で見ただけで、野山では見ていません。 実際に見て、迷って、特徴を認識しないと覚えられないでしょうね。