強い芳香 海岸の砂地に咲く日本の薔薇 ハマナス
これは真っ赤な薔薇の花でしょうか? ちょっと葉の感じが微妙に違うような気がしますね。 「これは何かな?」 Japanese Roseと呼ばれ、海岸の砂地でよく見られるハマナスですね。 ハマナスの語源について、はまなし(浜梨)の東北訛りという説があります。 北海道や東北地方の海岸線に多いためでしょうね。 日本海側では島根県以北、太平洋側では茨城県以北に分布するそうです。 語源については、まぁ、諸説があると理解した方が良さそうです。 なにしろ、梨とは同じバラ科であるということ以外の共通点は?ですよね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Rosa rugosa ● 原産 : 日本〜東アジア ● 分類 : バラ科バラ属 花色は赤が多いようですが、桃色や白色も見られ、八重咲きもあります。 1800年代にヨーロッパに紹介されて、交配や改良が行われたようです。 園芸バラの交配親としても珍重されたようですね。 ハマナスを交配親にした品種群を「ルゴザ系」と呼ぶという情報です。 果実(偽果)は食べられるんですよ。 「甘酸っぱい味」だそうですが、生食を推奨は致しません!! ジャムに加工するのが良さそうですね。 花には芳香があって香水の原料にするそうです。 ネットには、葉からも新しい芳香成分が得られたという情報がありました。 根皮は染料にするとか、でも情報が余りありません。 ビタミンCを豊富に含んでおり、薬用酒にする話はよく聞きます。 それからバラ油(ローズ油)の原料にもなります。 花弁から作られるバラ油は、主にアロマテラピー用途に供されるようですね。