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★★★ 膨らんだ浮き輪が布袋様 ホテイアオイ ★★★

膨らんだ浮き輪が布袋様 ホテイアオイ

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膨らんだ浮き輪が布袋様 美しいホテイアオイ(布袋葵)

輝く紫色の花、水面に拡がる緑の丸い葉!
「これは何かな?」
金魚を飼ったことがある方ならば、ご存じでしょうね。
漢字で「布袋葵」と書くホテイアオイです。
英名のウォーター・ヒアシンス( "water hyacinth" )とも呼ばれます。

熱帯アメリカ原産の水草です。
葉柄の一部が膨らんで浮嚢(ふのう)という浮き袋になっています。

池や水路等、水の流れが少ない場所に繁殖します。
これまでに群生している様子を二度見たことがあります。
最初は四国の水路でしたが、自然に繁殖しているように見えました。
二度目は関東の田圃の真ん中で、栽培している雰囲気でした。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : Eichhornia crassipes
 ● 原産 : 熱帯アメリカ
 ● 分類 : ミズアオイ科ホテイアオイ属

水面が見えない程に繁茂した下側には「ヒゲ根」が拡がっています。
魚にとっては、このヒゲ根が卵を産み付けるのには絶好の場になるのです。

河川や湖沼の浄化に貢献するという話を良く耳にします。
ただ、冬に枯れた葉そのものがゴミに見えますね。
ある面、役に立つのかも知れませんが、他の水草には影響が出るでしょう。
結果的には、船の運航を妨げる雑草と化してしまったのかもしれません。

当初、日本では越冬できずに一年草として生活すると思われたそうです。
実際は広範な地域で野生化して、湖水を埋め尽くすように繁茂しています。
摂氏3度あれば越冬できるらしいのですね。

休耕田対策に使用されているという例が現実路線のようです。
つまり、観光目的で栽培する方向です。
それはそれで、とてもよろしいのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

膨らんだ浮き輪が布袋様 ホテイアオイ


 強い日差しがとても似合っていました。


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