不思議な花の魅力 秋の野山に咲くホトトギス(杜鵑草)
庭で鉢植えとして育てているホトトギスの蕾が大きくなりました。 自生する野山では、もう咲き始めていると思います。 黄色いホトトギスを咲きに紹介してしまいました。 通常、ホトトギスと言えば、上の写真のような紫色の花です。 杜鵑(時鳥)という鳥の胸の模様に似ているというのが命名の由来です。 ただ、杜鵑に出逢ったことはないですよね。 まぁ、信長が「鳴かぬなら、殺してしまえ!」とのたまった鳥ですよね。 自然との距離がある現代では、命名の由来自体がわからないという例です。 でも、杜鵑の胸の模様は横縞ですから〜! 古人も、かなりイイカゲンだったかもぉ!(残念〜)テッペンカケタカ斬りぃ! (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Tricyrtis hirta" (ホトトギス) ● "Tricyrtis hirta f. albescens" (シロホトトギス) ● 原産 : 日本(分布:北海道、本州、四国、九州) ● 分類 : ユリ科ホトトギス属 花全体が白いホトトギスはシロホトトギスと呼ばれます。 花の模様や茎の色等、色を除いて植物体は全く同じに見えます。 学名から、ホトトギスのアルビノ品種ということになりますね。 清楚な色合いが好まれているようで、比較的良く見掛けます。 交配親にも向くのでしょう。 キバナツキヌキホトトギスとの交配による「天の川」が知られます。 鳥の方は「時鳥」、「不如帰」、「子規」、「杜鵑」等の漢字が当てられます。 植物の方は「杜鵑草」、「時鳥草」、「鶏脚草」、それから「油点草」等ですね。 どの漢字も「こじつけ」ではないでしょうか (^v^) 後日、もう少しホトトギスの話を続けようと思います。