端正で大きな総苞を持つ「ナイルのユリ」 人気のカラー
サトイモ科い特徴的な仏炎苞がクッキリとして、とても美しいイメージです。 「これは何かな?」 カイウ(海芋)とも呼ぶそうですが、カラーという名前が一般化していますね。 別名のアエティオピカは主要な属(オランダカイウ属)の名前です。 でも、下欄のような幾つかの属で構成されていると考えた方が良さそうです。 現在まで、8つの属が確認されているそうです。 元来はミズバショウのような湿地性植物です。 鉢植えで育てるには、それなりの工夫が必要かも知れませんね。 葉にも多彩な変化があって、鑑賞価値があると思います。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Zantedeschia aethiopica" (オランダカイウ) ● "Zantedeschia elliottiana" (キバナカイウ) ● "Zantedeschia rehmannii" (モモイロカイウ) ● 原産 : 南アフリカ ● 分類 : サトイモ科オランダカイウ属 仏炎苞(仏焔苞)は花序を保護するために発達した変態葉です。 これが特別に大きな組織として発達したがサトイミ科でしょう。 内側にある棒状の花序をジックリ見ますと、これはこれで愛嬌があります。 カラーは色(color)でも、襟(collar)でもなく、美(calla、ギリシャ語由来)です。 実のところ、長い間、襟だと思っていました。 学生服の詰め襟カラー(服飾付属品)をイメージさせますよね (^.^) 。 ウェディングブーケやフラワーアレンジメントに利用される人気者です。 ナイル川に多く生育して「ナイルのユリ(lily of the Nile)」と呼ばれるとか。 なかなか趣がありますねぇ。