クリスマスモードの街には艶やかなポインセチアが似合う
華やかなイルミネーションが夜の街を飾るようになりましたね。 「これは何かな?」 この季節に欠かせない緑の葉と艶やかな包葉を持つポインセチアです。 カラーに続き、特徴的な苞がチャームポイントになっている植物の話です。 「苞」または「包葉」は、先端部の葉が変化して花を守っているものです。 定義ですが、萼は一つ、苞は複数花を包んでいるものだそうですね。 呼称はメキシコ駐在のアメリカ大使JoelRobert PoinSett氏に因むとか。 大使は優秀な植物学者でもあり、栽培の歴史における始祖ですね。 比較的育てやすい植物としても、長く広く愛されています。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Euphorbia pulcherrima" ● 原産 : 中南米 ● 分類 : トウダイグサ科トウダイグサ(ユーフォルビア)属 包葉が際だつのは、下方にある深緑の葉とのコントラストに依る思います。 以前は、フラットで真っ赤な包葉ばかりでした。 ご覧の通り、最近は包葉の色も形状も、本当に多彩なのですねぇ。 ショッキングピンクの包葉が一段と目立つのは「ドルチェローザ」です。 種間交雑による新しい園芸品種ですね。 包葉がフリル状になっているのは「ウィンターローズ」です。 真っ赤なドレスのようでクリスマスに似合っているかも...♬ 下の象牙色が美しい包葉は「スポットライトホワイト」だろうと思います。 特に「強健品種」という肩書きが付いています。 真っ赤やポインセチアと並べて置くと、なかなか見映えが良さそうですね。