花壇を埋める 栽培しやすいサルビア・ファリナケア
そろそろ終盤ですが、花期が長く、少し前までたくさん咲いていました。 一面に咲く様子がラベンダーに似た雰囲気を持っています。 「これは何かな?」 ブルーサルビアとも呼ばれるサルビア・ファリナケア(ファリナセア)です。 下の写真に写っていますが、白灰色や白色の品種もあります。 ■ ‘Victoria (ビクトリア)’..紫青色 ■ ‘Cirrus (シラス)’...........白灰色 ■ ‘Strata (ストラータ)’.....白色 そういう意味ではブルーサルビアという流通名は妥当ではなさそうですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Salvia farinacea" ● 分布 : 北米南部〜メキシコ ● 分類 : シソ科サルビア属 萼に微毛が生えていて、全体にふんわりしたイメージになっています。 暖かそうではありますが耐寒性はないそうです。 それで、本来は宿根草ながら、春播き一年草として扱われています。 草丈は中位で30〜60cm程度ですが、矮性種に人気があるようです。 姿が乱れないので、花壇にたくさん植え込んで楽しむことができます。 その上、移植が容易だという性質もあり、管理しやすい園芸植物ですね。 ただ、大株になるので、ある程度余裕を持って植えた方が良いでしょう。 同じサルビア属のアメジストセイジ同様、ハーブに分類されます。 残念ながら、芳香については意識していませんでした。 これだけの花数でしたが、余り感じられなかったというべきでしょう。 上の写真中央にいるチャバネセセリ君はどう感じたのでしょうか。