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★★★ 逞しい雪国の薔薇 クリスマスローズ ★★★

逞しい雪国の薔薇 クリスマスローズ

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甘やかしは禁物 逞しい雪国の薔薇 クリスマスローズ

原産地に地中海沿岸ともありましたが、主に東欧の寒い地域です。
「これは何かな?」
生育適温は0℃〜15℃だという冬から早春の花、クリスマスローズです。

元来は、雪解けを待って2月頃に咲き始めるのが自然な姿のようです。
ただ、クリスマスの薔薇と命名されてしまったため、今頃から出回ります。
花を美しく長く鑑賞するためには寒さが絶対に必要な植物です。
暖かい環境で育てると、花期が短くなったり、色が悪くなったりするそうです。

どう見ても花弁と思われている開いた部分は(実は)萼だそうです。
イチリンソウ等、キンポウゲ科の植物では頻繁に聞く話ですね。
八重咲きの花弁だと見えて、実は雄しべや雌しべの変形だったりします。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Helleborus niger"
 ●      "Helleborus orientalis (レンテンローズ)"
 ● 原産 : 欧州、地中海沿岸、西アジア
 ● 分類 : キンポウゲ科クリスマスローズ属

一般にクリスマスローズは"Helleborus niger"のみを指す言葉だそうです。
その意味では"Helleborus orientalis"は別枠なのですね。
でも、日本の花卉市場では同じクリスマスローズとして扱われています。

約16種類の原種の内、"Helleborus niger"は無茎種です。
一方、"Helleborus argutifolius"は有茎種で草丈も高めになります。
まるで「すみれ」のような形態区分ですね。 。(^.^) 。

花色は白、黄、緑、紅、紫、赤、黒という基本色と、その中間色があります。
ハイブリッドがとても多く流通しているようです。
すみれと違うのは、有茎種と無茎種の交配種も少なくないことでしょうか。

逞しい雪国の薔薇 クリスマスローズ


NHK趣味の園芸−よくわかる栽培12か月 「クリスマスローズ」


 属名"Helleborus"は、ギリシャ語の"helenin(殺す)"、"bora(食べ物)"に由来するそうですが、とてもコワイ名前ですね。それもそのはずで、全草が有毒の植物です。どの程度の強さの毒かは分かりませんが、注意した方が良いのでしょうね。早春までには、再度、別の品種を交えて紹介したいと思っています。


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