黄色くなってしまった「緑の宝石」 香りを楽しむカボス
この実だけを見ると、ちょうど今頃に見られる甘夏ミカンにそっくりですね。 さて、 「これは何かな?」 柑橘類の中でもユズの近縁種と言われるカボス(香母酢)の大きな実です。 最近撮影したもので、とある教育機関の終了生による記念樹なのです。 実は、今日、この機関から修了証書をいただくことができました。 一般の学校でいうところの「卒業式」という訳です。 教室から学食まで行く途中にあって、まぁまぁ、大きくなっています。 過去、 見たことがなかったのですが、たくさんの実を付けるものなのですね。 実際、カボスという立札がなかったら、分からなかったかも知れません。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Citrus sphaerocarpa" ● 原産 : 日本 ● 分類 : ミカン科ミカン属 九州や四国を走り回っていますと、多彩な柑橘類に出逢いますよね。 名物「ナントカ柑」のジュースとか、アイスクリームとか、いろいろあります。 カボスは酸味が強いけれども、香りも良くて、料理にも利用されます。 俗に酢蜜柑とも呼ばれ、福岡のキズ、和歌山のジャバラと並び称されます。 調べてみましたら、カボスは大分県を代表する特産品だそうですよ。 そう言えば、今春、大分から熊本を旅した時に見掛けたような気がします。 峠の売店でしたが、あれは、どんな商品だったかなぁ? 「ちょこっとアロマテラピー」ですが、カボスの精油という商品があります。 果皮を圧搾して精製する日本発のエッセンシャルオイル(和精油)です。 和製シトラスとして、まろやかな香りがするそうです。