先日のジュリアンと近い仲間ですが、よりサクラソウに似た咲き方です。 西洋サクラソウとも呼ばれているプリムラ・マラコイデスですね。 花の色には、ご覧のように桃、白、それから薄紫色があります。 耐寒性が強いものと弱いものがありますが、総じて暑さには弱いとか。 日本の蒸し暑い夏を越えることができないそうです。 仕方なく、日本では一年草として暮らしている訳ですね。 前述のジュリアンとは、まるで咲き方が違っているのが分かりますか。 花の大きさも違いますが、茎がスッと伸び上がり、節に花が付いています。 日当たりの良くて熱くならない戸外で育てた方が良さそうです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Primula malacoides" ● 原産 : 中国 ● 分類 : サクラソウ科サクラソウ属 育てるポイントは、花が終わったら摘み取ることだそうです。 花に養分を撮られないようにして、かつ、病気を防ぐことにも繋がります。 確かに、落ちた花弁に白っぽいカビが付いているのを見掛けますね。 耐寒性の話題をもう少し詳しく掘り下げてみますと、染色体の話になります。 耐寒性が強い方は2倍体、弱めの方は、なんと4倍体だそうです。 2倍体の方はウグイス系と呼ばれ、小さめの花をたくさん咲かせるそうです。 4倍体の方はフジザクラ系で、ご想像の通り、大きめの花を咲かせます。 写真は、どちらでしょうね? 事前に知識があ前提ですが、2種類が並んでいてくれると助かりますね。