いやぁ、たくさんの小さくて黄色いスイセンが咲いています。 そちらからも、こちらからも顔を寄せ合っているような様子に見えますね。 ‘TクJ岐e-a-TクJ岐e(テータテート)’という名付けられた早咲きスイセンです。 どうやら、フランス語のようですが、どういう意味でしょうか。 ‘TクJ岐e’は「頭」を意味するそうです。 「頭」と「頭」を寄せている様子、つまり、「ないしょ話」という意味だとか! 賑やかに、こそこそ、ひそひそと内緒話をしているスイセンという訳ですね。 撮影した段階では知らなかったので、この情報を知って楽しくなりました。 可愛い園芸品種名、ピッタリの冴えたネーミングです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Narcissus cyclamineus" ‘TクJ岐e-a-TクJ岐e’ ● 原産 : 地中海沿岸 ● 分類 : ヒガンバナ科スイセン属 前回、学名が美少年ナルシス Narcissus に由来することをお伝えしました。 種小名(二名法の後半)が cyclamineus も見たような文字列です。 あれ、シクラメン cyclamen に似ていますね。 シクラメンに似た原種の影響を色濃く残していると説明されています。 シクラメン咲きという、反ってうつむき加減な花だとか、でも分かりませんね。 間違えたかと心配になりましたが、そうではなさそうです。 若干反り気味、という程度で理解することにしました。 植えたまま、暫く放置しても、それほど花付きが悪くなることはないようです。 小さくて、花がいっぱいで、日本の一般家庭向けとしてお奨めです。