以前、シンビジュームを掲載しましたが、今回はデンドロビュームです。 小型交配種で、白い花に奥が緑のグラデーションになった唇弁を持ちます。 園芸品種名を「エンジェル・ベイビー"グリーン愛"」と言うんですね。 とても多くの原種によって交配が行われています。 ラン科最多の原種を擁する属で、1500とも2000種以上とも言われます。 これでは、花も葉も姿形は千差万別ということになるのでしょうね。 湿度の多いジャングル然とした森に自生するものがほとんどです。 その多くは、樹上に着生して、カラフルでトロピカルな花を咲かせるのです。 日本に自生する野生蘭のセッコクもデンドロビュームの仲間ですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Dendrobium cvs." ● 原産 : 東南アジア、オセアニア、その他広域 ● 分類 : ラン科デンドロビューム(セッコク)属 園芸的にはノビル系、デンファレ系、フォーミディブル系と原種に分けます。 最も良く目にするのはノビル系なのでしょう。 千差万別とは言え、デンドロビュームのイメージを代表していますね。 デンファレ系は略語らしく、デンドロビューム(ファレノプシス系)を指します。 花が開き加減で咲き出し、胡蝶蘭かムシトリスミレのようなイメージです。 オーストラリアなど、オセアニア系の育てやすいデンドロビュームだそうです。 フォーミディブル系の原種はヒマラヤからビルマにかけて自生します。 高温地に咲くフォーモーサムと高冷地のインファンデブラムの交配です。 葉や茎に微毛があり、花は比較的派手で大きめの花を咲かせてくれます。 セッコクも含めて、それぞれの特徴を自分の目で確認したいところですね。