品の良い球形の体に黄金色のトゲを持つサボテンの王様です。 園芸品種名は「金鯱」です。 大仰な名前ですが、まぁまぁ栽培は容易だということで安心しました。 早春から初夏に掛けて、小さくて黄色い花をつけます。 かなり大きな株を見たような記憶が脳の片隅に残っています。o(^▽^)o いったい、どれぐらいの大きさになるのでしょうか。 調べてみましたら、直径ですが、1mを越えるものも珍しくはないとか。 そこまで大きくなる前に、トゲを抜いて食べてしまいそうですね。 メロンのような形状ですが、味を別にすれば食べることはできるようです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Echinocactus grusonii" ● 原産 : 中南米 ● 分類 : サボテン科エキノカクタス属 砂漠を代表とする乾燥地に適応して、このような形状になりました。 球形にすれば表面積を最少化することになり、水分の蒸散を抑えられます。 体を小さくするという対策では、貯水量自体が減ってしまいます。 植物形態学的には計算し尽くされた形態と言えるでしょうね。 ご存じの方も多いと思いますが、トゲは葉が変化したものです。 葉をトゲにすれば、外的から身を守ることもできて、一挙両得という訳です。 それでも、ガラパゴスに棲む陸亀は平気で食べていましたが・・・。 サボテンも電磁波吸収をしてマイナスイオンを発生すると言われます。 競争相手を近くに植えると、競い合って早く成長するという話もありますよ。 音楽を聴く話とか、不思議をたくさん持っている、寿命の長い植物です。