裏が赤くて表が白い皿がたくさん並んでいるような光景です。 「これは何かな?」 ザルジアンスキアの「ムーンライトフレグランス」という園芸品種です。 とても小さな花で、長い筒の先が咲いているような形態なのです。 夕方に出逢ったのですが、実は夕方から咲き始めて良い芳香がします。 夜に香るので、ムーンライトフレグランスという粋な名が付いたのでしょう。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Zaluzianskya ovata cv. 'Moonlight Fragrance'" ● 原産 : 南アフリカ ● 分類 : ゴマノハグサ科ザルジアンスキア属 昼は花が半開きで、赤紫色の蕾のような姿をしています。 花が昼と夜でリバーシブルというのは素晴らしい特性ですね。 また、 資料では「強健で、耐暑性、耐寒性ともに優れている」とあります。 原産地では数種が自生していますが、日本は2種が流通しています。 ◆ Z. capensis ナイトフロックス ◆ Z. ovata ムーンライトフレグランス 両者は混同されていますが、特に茎の様子がかなり異なるようです。