沖縄に遅れること約1ケ月、関東でやっと咲き出したようです。 さて、「これは何かな?」 一面に紅色のカンヒザクラ(寒緋桜)の蕾が萌え出し、花霞の風情ですね。 日本人が大好きな桜には品種が多いので、同定が難しいかも知れません。 この木には説明札がありましたが、この特異な色ですから分かりますね。 でも、微妙な色や咲き方の違いがあるようです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Prunus campanulata" ● 原産 : 中国(台湾)、日本 ● 分類 : バラ科サクラ属 いろいろな品種の桜を植えている公園を見たことがあります。 やはり、カンヒザクラの花色が最も濃い紅色だったように記憶しています。 萼まで紅色で、丸い花が重そうに下を向いて咲くのが特徴ですね。 いわゆる山桜と違って、蕾から花の頃には、まだ葉が展開していません。 ソメイヨシノより長い花期が終わる頃、少し茶色を帯びた葉が出てきます。 その葉も美しくて、花が完全に終わるまで目を楽しませてくれるのです。