あれ、寒くて枯れてしまった庭木?そんな訳はないですね。 明るい黄土色の樹木ですが、「これは何かな?」 ヒノキ科で、コニファー「ゴールドモップ」という名前で流通しています。 耐寒性、耐暑性がともに強く、弾力があるので雪にも強い植物です。 常緑というか、常黄で、特に冬に鮮やかな黄金色が強くなります。 剪定などのメンテナンスをしなくても、余り形が崩れないという逸品です。 一般家庭の庭木としては、超が付く優等生ではないでしょうか。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Chamaecyparis Pisifera‘Golden Mop’" ● 原産 : 日本、中国 ● 分類 : ヒノキ科サワラ属 コニファー(conifer)というのは、松ぼっくりが生るの木の総称だそうです。 つまり、松や檜等の毬果をつくる針葉樹全体をコニファーと呼ぶ訳ですね。 クリスマスツリーに使われるマツ科の「トウヒ属」もコニファーです。 日本では、園芸品種と扱われる針葉樹全般をコニファーと呼んでいます。 すると、相当の種類が含まれる訳ですから、種の特定には不向きですね。 余り立ち上がらず、小さめに丸くまとまる性質が日本住宅の庭向きかも。 そして、この色合いは和風の庭にも洋風の庭にもうまく調和するでしょうね。