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青い空 赤い瓦屋根に映えて輝く白い百合 テッポウユリ

青い空 赤い瓦屋根に映えて輝く白い百合 テッポウユリ

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初めて、沖縄の離島(西表島・石垣島・竹富島)に行ってきました。
おみやげ編として、旅で出逢った花や植物たちのシーンを少しだけ・・・。
最初は、青い空や赤い瓦屋根に似合う白い百合、テッポウユリです。

本来は、できるだけ季節感を大事にして、花や植物を選んでいます。
百合は夏の花ですが、何しろ、今咲いているのですから仕方がありません。
日本という国は、本当に細長いということが分かりますね。

さて、テッポウユリは、別名をリュウキュウユリ(琉球百合)と言います。
写真は植栽品ですが、海岸の崖などに自生しているそうです。
栽培球根は、西欧に輸出されている植物の筆頭に位置します(すごい)。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Lilium longiflorum"
 ● 原産 : 日本の南西諸島
 ● 分類 : ユリ科ユリ属

西欧の主にキリスト教では、白い百合が聖なる儀式に使われています。
従前はマドンナリリーが利用されていたのですが、現在はテッポウユリです。
聖母マリアの象徴とすれば、言葉ならマドンナの方が相応しいですね。

どうやら、海外でテッポウユリはイースターリリーと呼ばれているようですよ。
ダヴィンチの時代にはマドンナリリーでしたが、いつ頃、変わったのでしょう?
日本の原種百合が西欧に渡ったのは19世紀のことだそうです。

近縁のタカサゴユリと自然交雑しやすくて、生まれたのが新鉄砲百合です。
テッポウユリ系は実生から育てて開花までの期間が短いのが特徴です。
他の百合では数年以上を要するので、交配はとてもたいへんなのですね。


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 八重山諸島では、例年、4月は気候が落ち着く時期とされています。でも、ここ何年間かを見る限りでは落ち着きが無くて、今年も不安定な天候が続いていたのだそうです。この日は青空が広がって、南洋の島らしい一日を楽しむことができました。
 いつも植物の自生地を歩き回る旅ばかりで、観光が後回しになってしまいます。今回の場合、それなりに(久しぶりに)観光も含めて楽しんできましたが、海の側にいる時間より、ジャングルを歩いている時間の方が長かったのは言うまでもありません。(^.^;


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