切り花のコーナーで、時々見掛けるユニークな形と色の花です。 「これは何かな?」 バショウ科のゴクラクチョウカ、つまり、極楽鳥花ですね。 美しい羽を持つ極楽鳥は、南太平洋のパプアニューギニアに生息します。 風鳥という鳥の別名ですが、英名はBirds of Paradise、そのまんまですね。 花と鳥、どちらを先に記憶するかですが、実はかなりイメージが違います。 極楽鳥は複数の鳥の総称のようですが、美しい「尾」を持っています。 一方、極楽鳥花はオレンジ色のトサカに見える「萼」を持っています。 嘴(くちばし)に見える部分から、鶴のような鳥を想像してしまいますね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Strelitzia reginae var. regina" ● 原産 : 南アフリカ ● 分類 : バショウ科ゴクラクチョウカ属 極楽鳥花の英名はBird of paradise flower、やはり、そのまんまですね。 極楽鳥花の方も複数の品種が流通しています。 人気は、嘴のような花苞からオレンジ色の花弁を立てるレギネ種です。 熱帯の植物かのようなイメージですが、ケープタウン周辺とのことです。 それでも暖かい地域ですので、耐寒性はなく、豊富な日照量も必要です。 沖縄では切り花用の花卉作物として育てられているのですね。 偶然ですが、極楽鳥花のタネの写真を見ました。 何ということでしょうか! そのタネにはオレンジ色のふわふわしたトサカが付いていました。(◎o◎;)