淡い象牙色で、風車のような形をした5弁花がたくさん咲いています。 「これは何かな?」 とても良い芳香があるケテイカカズラ(毛定家葛)です。 外来の園芸品種だとばかり思っていました。 実は、近畿以西の本州・四国・九州・沖縄に自生する常緑蔓性植物です。 朝鮮半島から中国にも分布しているそうですよ。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Trachelospermum jasminoides var. pubescens" ● 原産 : 日本、中国 ● 分類 : キョウチクトウ科テイカカズラ属 ご覧の通り、一本の枝から次々に分かれて花が咲きます。 最盛期には、むせかえるほどの強い芳香を一面に漂わせてくれます。 幾つかあるジャスミンの内、キョウチクトウ科のジャスミンですね。 下の写真ですが、支柱を使ってメインの蔓を支えて、立木風に作っています。 元来は地面を這ったり、岩場に付着根で貼り付いて育つ植物です。 お話によると、もう10年以上、この形態で花を咲かせているとのことでした。