あれっ、先日登場したばかりの白い花を咲かせる藤でしょうか? 「これは何かな?」 同じマメ科ですが、こちらは高木になるニセアカシアです。 中央自動車道を信州方面に向かうと、路傍に白い花が見えます。 あんなところにも綺麗に花を咲かせているなぁ、と嬉しくなってしまいます。 とても丈夫で、成長が早く、やせた土地でも元気に育ちます。 防風林等の形成に活用されるような特定目的を持って植えられます。 やはりマメ科ですから、例の根粒菌(バクテリア)が応援してくれる訳ですね。 元気過ぎて、危険な「特定外来生物」に指定される可能性もあるのだとか。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Robinia pseudoacacia" ● 原産 : 北アメリカ ● 分類 : マメ科ハリエンジュ属 「ニセアカシアって綺麗だねぇ」と話すと、「偽物?」と切り替えされました。 まぁ、偽物と言えば偽物、本来のアカシアを日本ではミモザと呼んでいます。 実はこれも間違いでして、ミモザはオジギソウのことですね。(´`;) なぜ、こんなことになったのでしょうか? 先にアカシアと紹介されてしまった本種は、そのまま定着したのです。 しかしながら、後日、本家が台頭してきて、ニセという接頭語がつきました。 その結果、どうしても混乱が生じてしまって、修復は難しいようですね。 アカシア蜂蜜のアカシアは本種ですね。 この道は〜、いつか来た道ぃ、のアカシアも、実は本種なのです。