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深山の渓流で出逢った素朴な美しさ サンカヨウ(山荷葉)

深山の渓流で出逢った素朴な美しさ サンカヨウ(山荷葉)

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とても大きな葉の中央で小さくて白い花が咲いています。
「これは何かな?」
メギ科の多年草で、サンカヨウ(山荷葉)と呼ばれる深山の植物です。

「荷葉」とは、中国五由来でハス(蓮)を意味するそうです。
山にあるハスのような葉を持つ植物ということになるのでしょう。
ただし、中国原産のユキノシタ科の植物を日本で間違えたのだとか。

こういう間違いの話はとても多いのですが、どうしたことでしょうか!
言葉を輸入してしまう性質の日本語ですが、慎重にして欲しかったですね。
そうでなければ、むしろ、自分で和名を付けた方が良かったのでは。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Diphylleia grayi"または"Diphylleia cymosa ssp. grayi"
 ● 原産 : 北米、日本
 ● 分類 : メギ科サンカヨウ属

学名についても、ちょっとした外伝がありました。
2種類の学名が併記されていますが、これは立場の違いらしいですね。

日本に自生するサンカヨウと北米の種が全く同じであれば前者です。
日本のものを亜種とすれば後者といおうことですね。
どうやら、決着が付いていないと言うことになるのでしょう。

青 紫色の実ができて、どうやら食用になり、甘味があるとか。
でも、お奨めしたい程においしいという記述は見つかりません。o(^▽^)o

見たことがあるのですが、この白い花は水分が多いと透けて見えるのです。
透けた花弁(実は萼)には、何か不思議な美しさがあるようでした。


 メギ科というとイカリソウやトガクシショウマの仲間ということになりますね。花弁に見えるのは、実は萼ですから退色するにしても時間が掛かり、花が長く咲いているように感じてしまうのです。


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