穂のような長い花(肉穂花序)と大きな幌のような仏炎苞があります。 これはアンスリウムだと思いますが、少し雰囲気が違いますね。 心形ではなく細長い葉を持つタイプで、流通名をバレノというそうです。 通常、遠目で仏炎苞が花に見えるのがアンスリウムの特徴ですね。 でも、このタプは肉穂花序がきちんと自己主張しています。 小豆色から淡紅色で、なかなか風情のある園芸品種だと思います。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Anthurium andreanum 'Baleno'" ● 原産 : 熱帯アメリカ ● 分類 : サトイモ科アンスリウム属 若干自信がないのですが、下の写真も同じ品種だと思っています。 まだ仏炎苞も肉穂花序も未熟で、これから展開するところなのでしょう。 やはり、どちらかと言うと肉穂花序の方が目立っていますね。 アンスリウムはギリシャ語のAnthos(=花)、Oura(=尾)から命名されました。 ススキではありませんが、尾花とでも訳したら良いのでしょうか。 非耐寒性ですが、鉢ものとして室内で栽培するのに適しているようです。