これはキンモクセイに似ていますが、それにしては花の色が薄いようです。 「これは何かな?」 学名上、キンモクセイの母種に当たるギンモクセイ(銀木犀)ですね。 木犀とは、金と銀、それからウスギモクセイ(薄黄木犀)等の総称だそうです。 中国名で、木犀を「桂花」、銀木犀を「銀桂」と呼びます。 では、金木犀は「金桂」かというと、なぜか「丹桂」だとか。本当でしょうか? 「銀」は白い色の花を指し、「丹」は橙色の花を指すのですね。 銀木犀の方が少し出足が遅く、金木犀の芳香が消えた頃に開花します。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Osmanthus fragrans" ● 原産 : 中国 ● 分類 : モクセイ科モクセイ属 明るい午後、近所を散歩してみますと、しみじみと秋の変化を感じます。 実は徒歩約10分圏内ならば、花木の分布を概ね把握しているつもりでした。 でも、新たに薄黄木犀の大木と、銀木犀が数十本規模の垣根を発見! あははぁ、なんとも、お恥ずかしい。o(^▽^)o 銀木犀の芳香は、花の色と同様に、金木犀に比べて地味です。 金木犀は甘〜い芳香で、銀木犀は清々しい芳香と言えば良いのでしょうか。 その芳香を覚えた後、街を二輪で駆け抜けますと、あちこちに漂っています。 皆さんのご近所にも、存外多くの銀木犀があるかも知れませんよ。