こちらもキンモクセイに似ていますが、やはり、花の色が少し薄いようです。 「これは何かな?」 学名上、キンモクセイの兄弟分、ウスギモクセイ(薄黄木犀)のようです。 艶やかな花色と芳香のキンモクセイに比べて控えめですよね。 上の写真はかなりの大木ですが、長い間、気が付きませんでした。 それから、花色と開花時期も、銀木犀と金木犀の中間という感じです。 書籍からの情報が少なかったのでインターネットで調べてみました。 ちょっと驚いたのですが、紫色のプルーンに似た実が掲出されていました。 当初は緑色ですが、翌年に完熟して紫色になるらしいという情報です。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Osmanthus fragrans var. thunbergii" ● 原産 : 中国 ● 分類 : モクセイ科モクセイ属 日本のキンモクセイは雄株だけなので結実しないはずですよね。 ところが、ウスギモクセイの方は雌株もあるのだそうです。 さて、金木犀や銀木犀との違いを確認しましょう。 花の色は「橙」、「薄黄」、それから「白」ですが、前二者の違いは微妙です。 芳香についても金木犀と銀木犀はかなり違い、薄黄はとても弱い・・・。 でも、金木犀と薄黄木犀の違いが今ひとつハッキリしませんね。 分かりやすい両者の違いはないのでしょうか。 それは花後、薄黄木犀の方は花弁が枝に散り残るのだそうです。へぇ〜!