小菊のような雰囲気ですが、鮮やか花をたくさん咲かせていますね。 さて、「これは何かな?」 枝状に数輪咲かせるスプレーマムで、「めざめ」という園芸品種のようです。 秋だけでなく、ほぼ一年中、花が見られるものなのですね。 一般に、花は色も形状も甚だ多彩で、なかなかオシャレな感じがします。 小菊との見かけ上の違いは、花の大きさと数でしょうか。 ところで、実際のところ、小菊とは違うのでしょうか。 スプレー菊という表現も聞きますが、これとは違うのでしょうか。 スプレーマムはいつ頃から見られたでしょうか。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Dendranthema × grandiflorum Spray mum" ● 原産 : (原種)中国 ● 分類 : キク科キク(デンドランテマ)属 小菊は日本の伝統的な品種で、山野に咲く野菊の交配で作出されました。 スプレーマムとスプレー菊は同じモノで、舶来品ですね。 スプレーマムは米国で改良され、欧州を経て、日本に導入されたそうです。 愛知県豊川市(現JAひまわり)が最初の導入地とされています。 導入は1974年とのことですから、ザッと40年前ですか。 栽培期間も短く、わき芽かき作業のないため、普及していきました。 小さい菊は「お供え用」というイメージが強いかも知れません。 でも、ここまでセンスが良ければ、実際の用途も幅が拡がっているでしょう。 流通量は爆発的に増えそうな気配がしますね。