この花ですが、ここでは既に3回目、今年だけでも2回目の登場です。 現在の家に越してくる前に住んでいた小さな家の庭にたくさんありました。 真冬に、茶色のコートを着て小さな花を咲かせるビワ(枇杷)ですね。 千葉県で生産量が多い果樹ですが、一般民家の庭でも多く見られます。 花の少ない時期とはいえ、とにかく目立ちません。 サザンカが華やかに咲いている脇でそっと咲いているような存在なのです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Eriobotrya japonica" ● 原産 : 中国南西部 ● 分類 : バラ科ビワ属 確かに、葉も暗緑色で目立たない存在ですが、とても役に立つ樹木です。 「枇杷の葉茶」は自然治癒力を高める作用があるそうです。 痛みや晴れのある患部に葉で湿布すると、薬効が皮膚から浸透するとか。 葉も枝も実も根も茎も、芳香さえも病苦を癒すとされている強者なんですね。 なにしろ、古より「大薬王樹」と呼ばれ、優れた薬効が伝えられてきました。 葉だけでも「無憂扇」という名前があるそうです。へぇ〜!