しっかりした茎が立ち上がり、たくさんの花を段咲きに咲かせます。 「これは何かな?」 やはりサクラソウ科で、プリムラ・マラコイデスと呼ばれます。 プリムラのお話が続いていますが、この園芸品種は区別が容易ですね。 別名で、オトメザクラ(乙女桜)、ケショウザクラ(化粧桜)と呼ばれます。 蕾や萼に白い粉(ファリナ)が付いて、白粉に見えることに由来します。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Primula malacoides" ● 原産 : 中国南部 ● 分類 : サクラソウ科プリムラ属 プリムラの仲間内では、一般に耐寒性も耐暑性も弱い性質です。 それでも、冬場に出回るんですね。 でも、どちらかというと春の花というイメージなのでしょう。 原産地である中国では「報春花」と呼ばれているのだそうです。 最近は耐寒性のある園芸品種が出回り始めたと聞きました。 ただ耐寒性には乏しくて、日本の暑い夏を越えることは難しいのです。 一年草と割り切って、毎年タネから育てている庭を見掛けますね。