旅行に出ている間にすっかり花が終わってしまいました。 「これは何かな?」 アメリカヤマボウシの別名を持つミズキ科のハナミズキですね。 最近、特に街路樹として、あちこちで目に付くようになりました。 余計な枝が張り出さす、青々とした葉を楽しむことができる逸品です。 春には花、秋には実が色を添えてくれるので、楽しい街路樹ですね。 比較的マイナーな樹木でしたが、一青窈さんのシングルはヒット! お陰様で、少し名が知れてきました。 街路樹として活用され続ければ、もっと親しまれるようになるでしょう。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Benthamidia florida" ● 原産 : 北米 ● 分類 : ミズキ科ヤマボウシ属 花弁のようにヒラヒラしているのは「総苞」と呼ばれるものです。 花の本体は中心部にある黄碧色の小さな部分ですね。 たくさんの花の塊になっていて、次々に咲くのですが目立ちません。(^^*) 白い花と赤い花、それから中間のピンクの花が見られますね。 一青窈さんの詩では「薄紅色の可愛い君」と表現されています。 白い花も清楚で良いのですが、ピンクの花は可愛らしさがピカ一です。 資料に大正時代にアメリカから贈られた話が記載されています。 当時の東京市長がワシントン市へ桜を寄贈した返礼だったそうです。 もうすぐ100年、「百年続きますように」という訳でしょうか。