知っている木の葉ですが、大きな丸い実がありますね。 「これは何かな?」 やはり、椿ですが、この状態では品種までは特定できないかなぁ。f(^_^; 緑色の艶やかな実は、少し赤く色づいて、やがて茶褐色になっていきます。 熟すと、ご覧の通り、三つに割れて焦げ茶色の種子が顔を出す訳です。 球状の一個の実に見えますが、栗のように2〜3個がくっついていますよ。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Camellia" spp. ● 原産 : 日本 ● 分類 : ツバキ科ツバキ(カメリア)属 この種子から採った椿油は古い時代から活用されていました。 先ず、髪の潤いを保ち、艶を与え、保護するヘアケア用途があります。 精製した製品は無色・無臭の上、さらっとしているのだそうです。 また食用油として、天ぷら油、ドレッシングなどに幅広く活用されます。 オレイン酸が豊富で、風味は軽く、酸化しにくいので保存性が良いそうです。 他にも石鹸の原料、古くは行燈の油、錆止めにも使われていました。