ここでは、もう何度目かの登場になります。 改めて「これは何かな?」 全国に広く分布しているイロハモミジのプロペラのような翼果です。 たくさんぶら下がっている翼果は、見方によってはブーメランにも見えます。 重心に偏りがあって、うまく回転しながら落下するのだそうです。 それだけ遠くへ飛ぶのでしょうが、セスナ機のプロペラとそっくりですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Acer palmatum" ● 原産 : 日本 ● 分類 : カエデ科カエデ属 つまり、この形状が理にかなっているということでしょう。 ただ、この形状がゆえに、どれだけ距離を稼ぐことができるのでしょうか。 でも、落ちた足もとの様子を見ていると、感動的ですらあります。 しばらく様子を見ていますと、時折吹く風に運ばれているようですよ。 なるほど、落下する時だけでなく、風に飛ばされる距離も重要なのでしょう。 自然が作り出す造形は、なんともオモシロイものですね。