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花後、ランナーで増えるラショウモンカズラ(羅生門葛)

花後、ランナーで増えるラショウモンカズラ(羅生門葛)

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初夏、少し標高の高い森林で良く見かけます。
「これは何かな?」
シソ科で、大きな花を咲かせるラショウモンカズラ(羅生門葛)です。

不思議な名前ですが、「羅生門の鬼」から命名されているそうです。
このお話、大江山の酒呑童子や坂田金時(金太郎)とごちゃごちゃでした。
調べ直しましたら、それぞれ関連があるのですね。

花の形を渡辺綱が羅生門で切り落とした鬼の腕に見立てたものです。
そう言われれば・・・。
何度か目にするうちに、そんな気がしてきました。o(^▽^)o

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Meehania urticifolia"
 ● 原産 : 日本、朝鮮半島、中国
 ● 分類 : シソ科ラショウモンカズラ属

夏場はシソ科の植物が競って花を咲かせる季節です。
ラショウモンカズラの花はシソ科で最大級の大きさがありそうですね。
シソ科の植物は一般に群生しますので、次々に見つかります。

これは走出枝(つまりランナー)から芽と根が出て増えるからだとか。
でも、ランナーを見たことがありません。
実は花後の姿を目にする機会が極端に少ないからでした。(=^_^=)

鉢で育てている方の方が、むしろ、ご存じなのでしょうね。
このランナ−が目立つので名前に「蔓(かずら)」が付くのです。
なるほど、これは知りませんでした。

花後、ランナーで増えるラショウモンカズラ(羅生門葛)


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 遅く咲き出すすみれたちを観察しようと、比較的高い山に向かった時に林の斜面で見掛けました。桐の花が藪に落ちているのかと思ったほどに大きな花を咲かせています。この綺麗な花が鬼の腕に喩えられているのが不思議というか、独特な感性だなぁと思いませんか。


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