関東甲信越エリアでは高山でしか見られないすみれです。 「これは何かな?」 和名は如何にも単純で、シロスミレという名前をもらってしまいました。 この花を見るには、最低でも1,000m級の標高が必要です。 東北地方まで遠征しても、それなりの高原でないと見ることができません。 それで、何年かに一度だけ目にするすみれになっています。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Viola patrinii" ● 原産 : 中国、朝鮮、日本およびロシア ● 分類 : スミレ科スミレ(ヴィオラ)属 都会の街中でも目にするスミレが白くなった訳ではありません。 変種でも品種でもない、全く別の種ですから、勘違いしないで下さいね。 以前は、アリアケスミレとも間違えられていたという歴史があります。 自生しているのは、高山の山頂付近に広がる明るい高原です。 この花が咲く頃は、他の草が未展開で、太陽が十分に届く環境です。 周辺に樹木が展開してしまったら、姿を消してしまうことでしょう。