リンゴにも薔薇にも似た緑色の葉にレモン程の実がなっています。 「これは何かな?」 バラ科のカリン(花梨)の果実が大きくなった夏の姿です。 安蘭樹(アンランジュ)という別名があり、古い時代に渡来しました。 学名は「裂けたリンゴ」という意味なのだそうです。 ボケの近縁種だと聞いて、ははぁ、なぁるほどと思いました。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Pseudocydonia sinensis" ● 原産 : 中国 ● 分類 : バラ科カリン属 実際に見たことがないのですが、春には紅色のリンゴに似た花が咲くそうです。 現物を目にしたら、カリンだと分かるものでしょうか(自信ありません)。 写真では花のつき方が独特に見えますが、一度見てみたいものです。 さて、その果実ですが、熟しても余り生食には向かないようですね。。 果実酒やジャム、咳止めや喉の炎症を抑える民間薬として活用されています。 商品としては、カリンの喉飴が最もポピュラーかも知れません。