黄褐色の奇妙な形の果実が数珠生りになっていますね。 「これは何かな?」 ヨーロッパからの帰化植物で、イネ科のコバンソウ(小判草)です。 小判の形に似ているので、このような名前が付いたそうです。 上のアップ写真では、一部がこぼれおちていて、小判っぽくありません。 下の写真の方が、それらしい姿をとらえやすいかも知れませんね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Briza maxima" ● 原産 : ヨーロッパ ● 分類 : イネ科コバンソウ属 資料には観賞用に導入されたと説明されています。 小判か数珠かは別として、面白い形態を楽しむ植物ということでしょう。 逃げ出した種子が芽を出して、帰化というか、野生化しているそうです。 しかし、故郷の気候と日本の気候ではかなり違いがあります それでも、ヨーロッパと同じような季節に芽を出して結実するのです。 つまり、春先に芽を出して、夏には結実して黄色に熟します。