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憂いを忘れ去る夏の一日花 ノカンゾウ(野萓草)

憂いを忘れ去る夏の一日花 ノカンゾウ(野萓草)

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ヤブカンゾウに良く似た一重の花を咲かせています。
「これは何かな?」
こちらはユリ科のノカンゾウ(野萓草)で、本州以西に自生しています。

ヤブカンゾウと違って、種子ができる点も大きな違いでしょうか。
でも、どうして3倍体だけが導入され、広範囲で野生化しているのでしょう。
原産国の中国には、通常の2倍体が普通に咲いているはずですよね。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Hemerocallis fulva var. longituba"
 ● 原産 : 日本、中国
 ● 分類 : ユリ科ワスレグサ属

山菜としても生薬としても、ヤブカンゾウとほぼ同じ扱いのようですね。
蕾を蒸して乾燥したものが、やはり「金針菜」だそうです。
全草に鉄分が多く含まれると言いますから、貧血対策にも良いのでしょう。

あるサイトで「ノカンゾウはニッコウキスゲとも言う」とあり、驚きました。
結局、これは思い違いで、近縁種ですが、決して同じではありません。
食べたり、薬用として用いる時には、ほぼ同じ扱いで良いということです。

憂いを忘れ去る夏の一日花 ノカンゾウ(野萓草)


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 属名のヘメロカリスはギリシャ語で一日を意味するそうです。一日花であることから、ノカンゾウもニッコウキスゲも英語ではデイ・リリーと呼ばれてます。面倒くさいですね。
 このままニッコウキスゲの話も続けたいところですが、高原に咲くので少し季節が違うのです。

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