杉林の下草から、驚くほど多くの美しい白い花が立ち上がっていますね。 一応、「これは何かな?」 におい優しい白百合こと、白い山百合の群落です。 霞ヶ浦と北浦に挟まれた行方市の「井上山百合の里」を訪ねてきました。 すごい花の数ですが、資料によると2万株と公表しているようです。 関東随一の自生地とも説明していて、素朴な雰囲気を残しています。 往路は高速(東関道)を使ったのですが、路傍に山百合が咲いていました。 それぞれ人手は入っていますが、基本的には自然自生地だったのでしょう。 この地を知っていた訳ではなくて、運良く迷い込んだのです。(^^*) (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Lilium auratum" ● 原産 : 日本 ● 分類 : ユリ科ユリ属 和田弘とマヒナ・スターズ(ちと古い)が歌った「北上夜曲」をご存じですか。 60歳代以上の方なら、皆さんが歌詞を覚えているのではないでしょうか。 「におい優しい白百合の〜」で始まりますが、確かに優しい芳香です。 一斉に咲いているものですから、渡る風にも甘い香りが乗っていました。 良く管理された杉林では、時折、音楽コンサートが開催されているようです。 この日は、たまたま野口喜広氏のオカリナコンサートがありました。 日差しが適度に遮られて、涼やかな風が吹く木陰にオカリナが響きます。 オカリナの音域は、吹く風や蝉の声と良くマッチングするようです。 「となりのトトロ」のシーンを思い出しながら、二輪で風に乗ってみました。