濃い緑色の葉に、赤く色付いた艶のある丸い実がありますね。 「これは何かな?」 夏、椿の実が大きく実ってきた姿で、燕尾色とでもいうのでしょうか。 最初は翠色の実なのですが、少しずつ色づき、秋には茶褐色になります。 熟して焦げ茶色になった種子を竿で落としたり、拾ったりして集めます。 乾燥させて絞ると、さらさらの椿油が出来上がるという訳です。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Camellia spp." ● 原産 : 日本 ● 分類 : ツバキ科ツバキ(カメリア)属 子供の頃に椿の実があったら、絶対に遊び道具にしただろうと思います。 栃の実に小さな穴を開けて刳り抜き、笛を作ったことを思い出しました。 調べてみましたら、椿の実でも同じような笛を作ることができるようです。 固い種なので繋いで首輪にしたり、いろいろな遊びができそうです。 対馬に出かけた時、島中で椿の木が優位を占めているのを見ました。 奄美大島等の暖かい地域の島では、重要な樹木なのだろうと思います。