暖かい日と寒い日が交錯する頃、この樹木に赤と黒の変化があります。 「これは何かな?」 ミツバウツギ科のゴンズイ(権萃)というおもしろい名前の樹木です。 時々通り抜ける路傍にあるのですが、秋にならないと思い出しません(笑)。 外側の赤い部分が実(袋果)で、内側の濃紫色が種子だそうです。 別名の「狐の茶袋」や「黒臭木」の方が分かりやすいかも知れません。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Euscaphis japonica" ● 原産 : ● 分類 : ミツバウツギ科ゴンズイ属 ふと、気づいたのですが、この樹木はどんな花を咲かせていましたっけ? あれれ、ほとんど認識がないと言っても過言ではありません。 仕方がないので図鑑を調べてみました。 初夏(5〜6月)に薄黄色の小さな花をたくさん付けるようです。 円錐花序と呼ばれる形態だそうですが、言葉だけでは分かりませんね。 来年の初夏に花を観察できたら良いなぁと思います。