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知床 2010年春
  はるかに国後をのぞむ知床の山と海  

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(知床連山を静かな湖面に映す五胡を歩く)

 旅の主要な目的地「知床」に足を踏み入れました。遠くに見えていた知床連山が目の前に展開しています。素晴らしい景観と自然!このような美しい場所は稀有な存在だと思います。特に、知床五胡の素晴らしさを言葉で表すのは難しいと感じました。
 団体さんがさらっと歩くルートもあるのですが、時間をかけて五胡を全周するルートを選んでみました。正解だったと思いますが、この地はヒグマの生息密度は日本で一番高いエリアでもあります。熊鈴を鳴らして、周囲に目を配りながら、ぼちぼちの速さで散策しました。

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 ミズバショウがぎりぎりで見られました(勿論、夏に来たら見ることはできません)。この周辺は野生動物の濃さでは他の追随を許さない自然の宝庫です。エゾジカは数え切れないほどの個体に遭遇しました。キタキツネも歩いていました。海に注ぐ滝を見に行ってみたのですが、周囲は動物だらけで全く落ち着かない時間を過ごすことになりました。

 実はレンジャーが飛んできたのです。
『ヒグマ出没の連絡があったのですが、気が付きませんでしたか?』・・・、ヒアリングを受けてしまいました。
『あ、エゾシカが一匹逃げるように走ってきて、他のシカたちも一斉に同じ方向を見ていましたよ!』
『なるほど、出ましたね』・・・、怖い言葉を残して走り去りました。
 どうやら、近くに隠れていたようです。

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 [ 宿泊 ] : 海に沈む夕日が見える高台のホテル、マイスリッパ番号札がありました(良いアイデアです) 「 ウトロ温泉 知床プリンスホテル 風なみ季

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 知床峠を越えるのが近道ですが、この時期でも夕方五時を過ぎると通行止めになります。高い場所は森林限界を超えて砂礫の山になっていることが分かりますね。火山帯です。連山の遠い端には硫黄山があるのですが、名前が示す通り、昔は硫黄を採取していたそうです。
 峠は綺麗に晴れ上がっていましたが、海方面には雲と霧が掛っていて視界は限定的です。地元の方によると、海面には霧が出ることが多いと聞きました。うっすらと見えているのは、方角からすると、国後島ではないかと思います。政府見解に従えば、ロシアが実効支配を続けている北方領土ですね。意外なほどに近いということが分かります。

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