(雄大な大山を背景に、花咲く長い坂道を走り回る) 整った姿の霊峰大山(だいせん)は別名「伯耆(ほうき)富士」、中国地方の最高峰です。大山のペンション村に泊まって、ゆっくり回ってみました。大山は確かに富士山の雰囲気を持っています。そして、とても楽しく感じたのは、山麓が見せる様々な顔でした。
大山まきば「みるくの里」に立ち寄ってみました。来場者が搾乳体験等もできる施設で、食事やショッピングを楽しむことができます。車でしばらく走っても、牛の放牧場が広がって、牧歌的な風景が続きます。道路のすぐ横で牛がのんびりしていましたが、どうした訳かカラスが群れていて、牛がうるさそうにしているのが印象的でした。
ゆっくりゆっくり山を下りて、そのまま日本海まで出てみました。左に折れれば、仕事で訪れたことがある境港や米子です。その当時から、ゲゲゲの鬼太郎で知られる水木しげるロードがありました。2010年になって、NHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で再び脚光を浴びることになります。大山を一周したかったので、ここを右に折れ、倉吉から内陸に入って、蒜山(ひるぜん)を回り込んで岡山方面へ抜けて行くことになります。