(門司港レトロ、維持された近代の跡) 四国(愛媛−高知−徳島−香川)から中国地方(岡山−広島−山口)をまわり、はるばる九州(福岡)までやってきました。 そこは、近代と現代が入り交じった不思議空間。どの範囲を指し示すのか、「門司港レトロ」と呼ばれています。 古い建物が維持されていますが、一方で新しい建物も次々と建築されていて、上手く融和させようとしているのでしょう。 旧大阪商船の建物の2階には「わたせせいぞうと海のギャラリー」がありました。 外国船、特に貨物船の重要な拠点でした。 ご存じですか。バナナのたたき売りは、ここが発祥の地なんですよ。 記憶ですが、運び込まれた当時の高級品であるバナナの選別落ち品を「さぁ、安いよぉ」とたたき売っていたんですね。
門司港から見える丘の上に金色の尖塔があります。これはミャンマー様式の仏塔であるパゴダ(pagoda)だそうです。 東北では余り見掛けませんが、九州から中国地方では珍しいと言うほどではないように感じますが、どうでしょうか。 寺院の側まで上がってみました。坂の途中に関門海峡が一望できるポイントがあります。 関門橋の近辺が「壇ノ浦」、つまり平家が滅亡した海の古戦場ですが、もう少し広くて深い海というイメージだったのです。
JR門司港駅は昔の姿をほぼ残していますが、自動改札もある「現役」です。