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用語: 白変種(はくへんしゅ) 2011/09/06
白花変種(はくかへんしゅ)
説明: 正常な遺伝子情報による白花個体。動物、植物ともに存在する。
cf : ホッキョクグマ、ホワイトライオン
アルビノと混同されることが多いが、動物の場合、アルビノはメラニンが生成できないため、血管が透けて見えるために目などが赤い状態になる。植物の場合、クロロフィルが生成できないため、光合成が不可能となり、成長できない。

個人的補足説明(感想を含む)
白変種(はくへんしゅ)または白花変種(はくかへんしゅ)と呼ばれます。多少、定義に混乱が見られ、その最も根源的な違いは遺伝的に正常であるか異常であるかという説明の違いだろうと思います。白変種は、遺伝的には正常であり、その形質が次の世代に引き継がれる個体を指し示しますので、この定義に沿うのが常識的だと考えます。
動植物共通で、遺伝子情報の中に正常な要素として「白くなる遺伝子」を隠し持っていると考えられています。広く理解しやすい一例として、ホッキョクグマの体毛が挙げられることがあります。ホッキョクグマは瞳が黒く、当然ながらアルビノ体ではありません。また遺伝子異常による色素形成不全でもなく、極北の白い世界に適応した優勢種です。氷河期には広範な世界を闊歩したのではないかと想像できますが、一般の環境では、その毛色は目立ちすぎる訳です。この大きな環境の変化に対応するため、スィッチを切った状態で遺伝子が温存されているという考え方があり、説得力があると思います。
白花型品種を安易にアルビノ体と表現する場合が散見されますが、植物のアルビノ体はクロロフィルが合成できない訳ですから、光合成ができないことになり、結果的に、親からもらった種子内の養分を使い切ると、それ以上は生育できずに枯死してしまいます。従って、農家や種苗業者でもない限り、滅多に観察することはできません。 尚、特に人間に対して使用する場合、相応の配慮と注意を要する言葉です。
一方、"albus"というラテン語は単純に「白い」という意味です。学名おける"albiflora"、"alba"、"albida"、"albescens"等は"albus"の派生であって、"albino"の派生ではありません(誤解の根元になると思われます)。

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