分 類 | チョウ目シャクガ科アオシャク亜科 |
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学 名 | Agathia visenda curvifiniens Prout, 1917 |
和 名 | アシブトチズモンアオシャク (脚太地図紋青尺) |
概 説 | 鮮やかな黄緑色の翅を持つ蛾に出逢いました。アシブトチズモンアオシャクというそうですが、この長くてややこしい名を、漢字では「脚太地図紋青尺」と書きます。実際には見えませんでしたが、脚が毛深くて太そうですね。黄緑色の地色に世界地図のような紋様を持つ、青色(実は緑色、翡翠色)の尺蛾(シャクガ)という説明口調の名前を与えられました。因みに、尺蛾とは、幼虫がシャクトリムシだったことに由来する夜行性の蛾の仲間を指すそうです。 |
分 布 | 本州から屋久島まで広く分布。本州(宮城県以南),伊豆諸島八丈島、四国、九州、屋久島。 |
雌 雄 | 触角で区別は難しい。♂の後脚が毛が太く見える。 |
大きさ | (前翅長)15~21mm、(開帳)♂30~34㎜、♀33~35㎜ |
食 草 | テイカカズラ(キョウチクトウ科) |
世 代 | 多化性(年3~4回、4~9月発生) |
越冬態 | |
その他 |
どう見ても、木の葉に擬態していますね。とても目立ちそうですが、意外や意外、葉っぱの近くにいる姿は余り目立ちません。 チズモンアオシャクと良く似ているとする説明を見かけます。写真があったので見比べてみましたが、紋様の微妙な違いしか分かりません^^。マダラチズモンアオシャクも遠目では見分けられないと思いました。八丈島など伊豆諸島には、斑紋が発しない亜種が生息しているそうです。なかなか手ごわいかも知れません。 |