テングチョウ ~口ひげの長い、生きた化石的な蝶~
テングチョウ
撮影地 : 山梨県 撮影日 : 2006年4月17日
分 類 チョウ目タテハチョウ科テングチョウ亜科
学 名 Libythea celtis Laicharting, 1782
Libythea celtis ssp. celtoides * 国内本土に生息する亜種
Libythea celtis ssp. amamiana * 南西諸島に生息する亜種
和 名 テングチョウ (天狗蝶)
概 説 口ひげ(鼻状突起)が極めて長く、その風貌から天狗の名を冠することになりました。広葉樹林周辺を主要な生息域としています。この仲間は、日本では1種のみで、世界でも10種程度という希少な存在だということです。
分 布 本州・四国・九州・沖縄に分布。
雌 雄 雌雄で差が少ない(雄は翅表の褐色紋が大きい、雌は前脚に長い毛がある)。
大きさ (前翅長)20~25mm、(開帳)40~50mm
食 草 ニレ科エゾエノキ、エノキ、クワノハエノキ
世 代 多化性(年1~2回)
越冬態 成虫
その他 上の写真ですが、日本テレビの「未知の世界を撮りたい驚き(秘)映像ハンタードリームビジョン(2007/06/05 19:00)」という番組の「1000万分の1ミリの世界を映し出す「トランスミッション電子顕微鏡」で、見たことない世界を覗いてみた!」というコーナーで使用されました。蝶の羽を覆う鱗粉を高倍率映像で見た話題でしたね.。番組政策担当者から、依頼メールを受けて了解したものです。

テングチョウ
ジッとして動かないかと思うと、サッと飛翔する
テングチョウ
翅を開いて止まっていることが多い(閉じていたら目立たない)
撮影地 : 山梨県 撮影日 : 2006年4月17日

テングチョウ
撮影地 : 東京都八王子市 撮影日 : 2009年3月21日

 (2006/06/08) Latest Update 2024/03/06 [300KB]


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