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リオ五輪でバドミントンが大人気!


昔は、超マイナーなスポーツで・・・


 2016年夏、リオ五輪でバドミントン女子ダブルスの高橋礼華選手と松友美佐紀選手ペアがゲームカウント2対1の逆転で勝ち、金メダルを獲得しましたね。シングルスの奥原希望選手も銅メダルでした。男子のエースであった桃田賢斗選手に不祥事がなかったら、と返す返すも口惜しい状況です。それでも、とても強くなったものです。
シャトルコック
 もう40年以上前にバドミントンをやっていた世代には、なんとも嬉しい話題です。当時、極めてマイナーなスポーツに分類されていたことは紛れもない事実でした。お正月の羽根つきというイメージも払拭できず、中学では軽スポーツだと勘違いして入部する生徒が跡を絶たないので、部員は全校生徒の1割を占める120人を突破していました。
 でも、運動量が多くて、当然ながら練習がキツイ訳ですから、うじゃうじゃとあふれていた新入部員は、夏までに男女で20人を下まわる参加数になったのを覚えています。春、練習を開始した頃、『当分、ラケットを買わなくていい』という先輩の言葉が意味不明でした。でも、コートに入ることさえないまま、夏を迎え、秋を迎えたのですから、嫌でも意味が分かろうというものです(笑)。
 夏までは何をしていたか!毎日毎日、準備運動をしたら腹筋、腕立て伏せ、ダッシュ、雨が降れば、うさぎ跳び・・・。降っても照っても基礎体力作りの毎日でした。中学生になったばかりの身に与えられた課題は腹筋100回、腕立て伏せ100回!ヘロヘロになりながら、終わった頃には、もう部活の時間が終わっていました。体が馴れる前に、ダッシュ30本、うさぎ跳び体育館2周、懸垂20回と課題は追加されるばかり。
 初夏になると、先ず、3.5Km走が追加になりましたが、これは体育館内の後輩が邪魔になった先輩の優しい配慮だったらしいです(笑)。でも、不思議なもので、なんとか対応できるようになり、運動能力は飛躍的に高まって、例えば50m走は1年で2秒も短縮してしまったことを記憶していますね。ただ、そういう訳ですから、ラケットを降り始めたのは初秋になり、翌春の新人戦に間に合う訳がありません。なにしろ、ルールすら、よく分かっていないのですから・・・。


バドミントン・ラケット  ところで、テレビ報道などの影響もあり、日本のバドミントンが急に強くなったという印象があるのかも知れませんが、1990年代には陣内貴美子選手がいた訳で、2008年辺りにはオグシオ(小椋久美子選手と潮田玲子選手)ペアがもてはやされていました。決して急に強くなったということではないのです。
 もっと遡れば、1970年代に湯木博恵選手が世界女王に君臨していました。初の世界一云々という表現はオリンピックを中心に考えるからであって、全英オープンやユーバー杯で、シングルス・ダブルスともに無敵の強さを誇っていましたよね。誤解を招かないためには、こういう説明は必要ですよね。その後、歌手・新沼謙治さんの奥さんとして仲良くバドミントンを楽しんでいる姿が知られていました(故人)。
 男子では『世界で活躍した!』というエポックメイキング系の話題を記憶していませんが、実は、やはり1970年代に小島一平選手がいましたね。中学の時に指導を受けたことがありますが、とても小柄な方です。驚いたことは、その俊敏性と柔軟性で、180度開脚状態から跳ね上がるすご技を拝見しました。あれなら、厳しめのドロップ・ショットを受けても、拾いまくりそうでした。

 自分史的な「その後」談ですが、高校に入ると、なんとバドミントン部がありません・・・。驚いて、地元の公立高校に編入試験を受けられないかと悩んだ時期がありました。でも、一年先輩が同好会を作るというので、それに同調したのですが、練習場所も予算もなく、なんとか引き受けてもらった顧問の先生が、新人戦への申し込みを忘れてしまうというアクシデントもありました。なにしろ、少しでも試合らしくなるとすれば新人戦ぐらいしかない訳です。
 いろいろ頑張って、それなりに楽しかったのですが、公式戦(団体戦)では出番が来る前に負けてしまいましたので、参加できた感覚が残っていないのでした、残念。

 さて、余談ですが、最初に使用していたバドミントンのラケットは、当時普通であった「木製」でした。合板ですが、曲がる可能性もあるので重たいプレスで挟んで保管するのが一般的です。持ち歩くには不便でしたね。ところが、3年になる頃、突然、金属ラケットが登場!どうしても欲しくて、無理に買ってもらった記憶があります。その時のことです。反発力は隔世の感があるのですが、スウィートスポットなどの特性がまるで異なり、なかなかシャトルに当たらず(爆笑)、馴れるまで時間がかかった記録がありますね。
(2016/08/20) *版権フリー素材を利用させていただきました


Latest Update 2017/03/08