セントポーリア - Saintpaulia ionantha -
セントポーリア
千葉県 2011年10月29日 植栽
セントポーリア セントポーリア
セントポーリア セントポーリア
現在、多くの花色が流通していますが、海外ではもっと多彩な園芸品種があるとの情報があります
千葉県 2011年10月29日 植栽
セントポーリア セントポーリア
淡いピンクの八重咲きで、2色咲きと呼ぶべきでしょうか
東京都 2006年4月7日 植栽
セントポーリア
千葉県 2011年10月29日 植栽
分類(科) Gesneriaceae イワタバコ科 、セントポーリア属の多年草。非耐寒性宿根草。
学名 基本種 セントポーリア Saintpaulia ionantha H. Wendl. Published in: Gartenfl. 42: 321 fig. 66 t. 1391. (1893)
異名
Streptocarpus ionanthus (H.Wendl.) Christenh. Published in: Phytotaxa 46: 6 (2012)
Petrocosmea ionantha Baill. Published in: Bull. Soc. L. Paris, 2: 1148. (1894)
Petrocosmea ionantha (H.Wendl.) Rodigas
由来 Saintpaulia : ドイツ人ウォルター・フォン・セントポール・イレーイエ男爵(Walter von Saint Paul-Illaire)への献名、
ionantha : io はスミレを意味し、全体として「すみれ色の花」が命名の由来。
外語一般名 【英】African violet、和名であるアフリカスミレは英名の和訳。
生育環境 冷涼な日陰、多湿の環境を好み、渓谷沿いの断崖の湿った岩壁に自生する。
分布 国内
海外 アフリカ(ケニア南部とタンザニア北部)。
補足
花の特徴 形状 基本的にはすみれに似た5枚の花びらを持つシンプルな形状。園芸化により八重咲など多彩な花が見られるようになった。
紫色。白色の変異種がある。園芸化によりハイブリッドが多彩な色で流通している。
花期
花柱
芳香
補足 園芸品種として広く栽培されており、育種により改良が行われている。
花の色合いや形状、花型、葉型などで分けられ、万単位の園芸品種があるとされる。
葉の特徴 形状 葉は卵型。白い短毛が目立つ。
濃緑色。
補足 放射状に広がる。
基準標本
染色体数
その他 セントポーリアは属名であり、多くの種の総称。ionanthaは、最初に発見されたセントポーリア。
 花に比べて大きくて丸い葉が特徴です。濃緑色をしており、葉挿しで増やすことができるそうです。アフリカ原産ですみれ色の花を咲かせることから、アフリカスミレ(Afurican Violet)と呼ばれています。日本ではセントポーリアと普通に呼ばれているのではないでしょうか。
 同属で近縁の植物全般を指し示す言葉として使用されています。20種以上の原種が知られており、変種も含めて多彩です。これらの組み合わせで多くの園芸品種が生み出されました。学名として、最初に発見されたというイオナンタ(Saintpaulia ionantha H. Wendl.)が代表的に使われることがありますが、あくまで属の総称と理解すべきでしょう。
 アフリカながら、高山性の植物です。決して耐暑性がある訳ではありません。ところが、耐寒性もなく、育てるにはデリケートな面がありそうです。日本のイワタバコの自生地をご存知でしたら、これに近い環境だと認識すれば良いと思います。日本では人工的な園芸環境で開花するので、真夏や真冬には少なくなりますが、四季咲きということになるのでしょう。

(つぶやきの棚)徒然草

 (2010/10/30) Latest Update 2022/03/28 [350KB]

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